駅伝と馬の関係

馬トリビア

【駅伝】という言葉には馬編が使われていますが、実はその理由がとても面白いので、今回はその駅伝の由来について紹介していきます。

駅伝制

世界中で、地域を馬を乗り継いで行き来する制度が歴史上存在していて、人類の文化の発展に大きく関与しているとされている
今回は特に日本で行われていた駅伝制というものを紹介します。
今でも【箱根駅伝】などにその名の名残を感じられるが、元々はこの区間を馬を乗り継いで移動していたことが箱根駅伝の始まりであった。
駅伝制には【駅馬】を使う駅制と【伝馬】を使う伝馬制があるので、それぞれの違いを見ていきましょう。

駅制

【駅】と言えば今では電車が止まる場所の事を想像するだろう。

元々【駅】とは、都市と地方を相互に結び行き来するために馬を乗り継ぐために設置された馬繋ぎ馬のようなものだった。
出来るだけ早く行き来できるように大きな通りにあって、各地への最短距離を結ぶように設置されている。
設置されている馬の数は比較的多く大路と呼ばれる大きな駅には約20頭、中路には10頭、小路には5頭程が置かれていたとされていて、中には40頭もの馬が常時置かれていたような巨大な駅もあったそうです。

伝馬制

駅制に対して【伝馬制】というものがあり、こちらは駅制のように大きな道ばかりを使うものではなく、自然にある道などを通ったり、細い道路などを通るような道も多く使われていたとされている。
伝馬制での【駅】に当たるものは郡役所毎に設置されていて、郡役所には5頭ほどの馬が用意されているが、利用する者の階位によって使える馬が違っていたとされている。

この伝馬制については詳しく分かっていないところもあり、いったいどんな道を使っていたのかは定かでない部分が多いようです。

まとめ

馬による移動手段や情報伝達手段が出来たことにより人間の文明は一気に進展して世界中の技術や知識の向上が加速したと言われいるため、【駅伝制】のような馬を用いた移動経路などの整備はとても重要なものです。


皆さんがご存知の【箱根駅伝】も、元々は馬を乗り継いで移動していた経路を、今では人がタスキを繋いで走っているのです。
色々な物事の成り立ちに馬が関与していて、それを知ることによりその物事と共に馬の魅力を知っていけるので、今後も様々なものと馬のつながりを紹介していこうと思います。

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