皆さんは映画をどれくらいの頻度で見たりするでしょうか?
古今東西様々な映画がありますが、その映画はどのようにして発明されたかご存知ですか?
実は映画が世界で初めて作られたときに映っていたのは馬だったのです。
映画
映画が世界で初めて作られた時の作成理由は
馬が全ての脚を地から離して体が宙に浮いている瞬間はあるのかないのか
を調べるためだったのです。
映画のフィルムは写真を短い時間で連続撮影し、それをパラパラ漫画のように映し出すことで映像を作り出すものなので、肉眼では分かりづらい一瞬の出来事を撮影して切り出すことが出来ます。
馬の走り方を知るために、映画のフィルムが作りだされ、今こうして私たちは映画を楽しむことが出来ているのです。
馬がいなかったら、馬の脚の動きを気にする人がおらず、映画は発明されなかったかもしれません。
映画を見たことがある人は馬に感謝しましょう。
馬を扱った映画
せっかくなので、馬を題材にした映画を紹介して、馬へ感謝の意を表したいと思います。
優駿
オラシオンという競走馬の馬生とそれを取り巻く人々の人間模様を描いた作品
芥川賞等も受賞した宮本輝氏の書いた小説を元に作られた映画です。
迫力のあるレースシーンを撮るために何度も撮り直しを行ったとされており、レースのシーンは注目ですが、人間ドラマも凝った作りになっております。
シービスケット
2003年にアメリカで公開され、1930年代に活躍した名馬シービスケットに焦点を当てた映画。
恐慌時代のアメリカでどん底から這い上がる競走馬シービスケットに魅せられて奮い立つアメリカ国民の心情や、数奇な運命をたどるシービスケット自身や周りの関係者たちを描いたドラマ。
特に当時の三冠馬ウォーアドミラルとのマッチレースのシーンは当時の実際のレース映像を使ったものであり、競馬マニアであれば眉唾物であるが、それ以外にもレースシーンは当時の映像や文献から忠実にレース運びや着順を再現しており、高い評価を得ている。
夢駆ける馬ドリーマー
2005年にアメリカで公開された、実話を元にして一部内容を改変した映画
マライアーズストームという実在の名馬をモデルにして作られている映画であり、一度地に落ちた馬が復活していく物語となっている。
特に馬が故障を発生するシーンは迫力があるので必見です。
緑園の天使
1944年に公開された映画。
イギリスの片田舎に住む少女が理想の競走馬に出会い、イギリス最高峰の障害競走であるグランドナショナルに挑む物語
人間模様を濃く表現していることと、公開当時の高難易度のグランドナショナル(現在は難易度が全体的に下げられえています)を再現した描写が見どころとなっています。
モンタナの風に抱かれて
1998年に公開された映画
ニューヨークの裕福な家庭で育った少女が落馬事故により後遺症を負い、馬の方もそのショックから暴れ馬になってしまうところから話は始まる。
ホースウィスパラーという馬と会話できる能力を持つ人物とともに少女と馬を立ち直らせる様子が描かれています。
レーシングストライプス
2005年に公開された映画
とある理由によりシマウマが競馬に出ることになる物語
コメディ作品とされているが、私はこの作品でシマウマと馬の身体機能の違いなどを学べたので、とても勉強になる作品だと思います。
三本木農業高校 馬術部~盲目の馬と少女の真実~
2008年に公開された映画
青森県の農業高校で飼育されている馬と馬術部員との関係を描いた作品
目を患って引退した元競走馬のタカラコスモスは、見えないことへの恐怖からか、気性が荒くなかなか人に馴れない様子であった。
目の見えない馬と、その馬の目となろうとする人の温かいドラマが見どころです。
雪に願うこと
2006年に公開された映画
日本の帯広競馬場でだけ世界で唯一開催されているばんえい競馬を描いた作品
会社の運営に失敗して地元の北海道に戻った男と、地元で輓馬の厩舎を細々と運営する兄が再会ところから物語は始まる。
勝てなければ肉になってしまう馬たちと、厳しい生活の関係者だが、1トンを超えるソリを引きながら坂を駆け上がる力強く魅力的なばんえい競馬の素晴らしさを上手く表現した作品です。
戦火の馬
2011年に公開された映画
スティーブン・スピルバーグ監督が手掛けた作品で、第一次世界大戦時に軍馬として駆り出された一頭の馬とその飼い主の男性との間の絆や葛藤を描いた作品
戦火に揺れる民衆の様子と、軍馬としての馬の描かれ方が緊張感をよく表していて見所となっています。
黒馬物語
幾度となくリメイク等で映像化され続けてきた作品
産業革命の時代の世の中を描いた作品で、とある馬が生まれてから馬車馬として働き、老後を過ごすまでの馬生を追っていくストーリーであり、当時移動手段が馬から車に代わっていこうかという時代の馬事情を見事に表現している。
チャンピオンズ
1984年に公開された映画
癌に冒され一度は引退まで追い込まれた騎手と、骨折により安楽死寸前となった馬がコンビを組み、イギリス競馬の最高峰、グランドナショナルへ挑戦する物語
セクレタリアト
2010年に公開された映画
実在のアメリカ競走馬セクレタリアトの競走馬生を描いた作品であり、特にアメリカ競馬三冠競走の最終戦ベルモントステークスで記録された着差31馬身、タイム2分24秒という大記録がどのように表現されているかは必見です。
マスタング
2019年に公開された映画
服役中の主人公が社会復帰のためにマスタング(野生馬)を調教するという物語。
ホースセラピーのような効果が描かれた作品であり、人が馬と関わる中でどのように心情が変化していくのかを見ることが出来る作品となっています。
馬
1941年に公開された映画
なんともストレートなタイトルの作品。
東北で百姓を営む家庭の少女が馬を飼いたいと願い、ついに馬を飼うことが出来るようになることで物語は進んでいくが、その中で様々な困難が起こりながら共に生きていく様子を描いています。
東北の軍馬を取り巻く環境や人々の生活の様子が窺い知れる作品となっています。
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