みなさんは【ポニー】という馬をご存知ですか?
「え?小さい馬の事でしょ?」
と、多くの方が思うでしょうが実は明確な定義があります。
ポニーとは
ポニーを厳密に定義すると
【体高が147cm以下の馬の総称】
となっています。
よく勘違いされるのが、【子馬】や【品種】の違いではなく
あくまで大きさによる馬のタイプ分けのようなものです。
【ポニー】と名の付く品種
少々ややこしい話になりますが、【○○ポニー】といったように、品種名にポニーと付くものがあります。
- ウェルシュマウンテンポニー
- シェトランドポニー
- ハクニ―ポニー
- コネマラポニーなどなど
ポニーと名の付く品種は世界中にたくさん存在していますが、【ポニー】の定義からすると
【ポニー】ではないハクニ―ポニーや【ポニー】であるサラブレッドなども存在し得るということです。(体高147cm以下であってもサラブレッドをポニーと呼ぶことはあまりありませんが、、、)
ミニチュアホースとは
さらに近年ではポニーよりもさらに小さい
【ミニチュアホース】と呼ばれる品種も誕生しています。
体高80cm以下の馬の総称であり、脚も短くとても可愛らしい品種なので、ぜひ一度実物を見てもらいたい。
日本では
- おびひろ動物園(北海道)
- 札幌市円山動物園(北海道)
- こども動物自然公園(埼玉県)
- 富士サファリパーク(静岡県)
- マザー牧場(千葉県)
- 浜松市動物園(静岡県)
- 東公園動物園(愛知県)
- 高岡古城公園動物園(富山県)
- 大内山動物園(三重県)
- 豊橋総合動植物公園(愛知県)
等があります。(最新の情報は各施設のHP等をご確認ください)
ポニーの活躍
元々ポニーは通常の馬では大きすぎて小回りが利かなかったり入り込めないような場所での動力や運搬用として人に飼われてきました。
また、通常の大きさの馬と比べて飼育が比較的容易である場合が多く、体の大きさの割には重いものを運べる等の理由から、小規模な農家等で飼育されていることが多かったようです。
そして、近年は農業や運搬用としての馬の使用は減っていることから、ポニーをペットとして飼う人も増えています。
新たな活躍の場として、セラピーホースという仕事も増えてきていて(セラピーホースについてはこちら)
珍しいものとしては盲導馬という道もあります。盲導犬の代用としてポニーを用いるものであり、犬アレルギーを持つ者でも利用でき、犬と比べて力や危機察知能力も高く、寿命も長く長く活躍できるという事で注目を帯びています。
すでにアメリカでは実用まで至っているところもありますが、今後世界で広がっていくのかもしれないですね。
コメント