馬とタイヤの関係

馬トリビア

現代の主な移動手段といえば【車】ですが、車にはタイヤが使われているのは皆さんもちろんご存知かと思います。 
では、このタイヤの発明には馬が大きく関わっていることはご存知でしょうか。

今回はそんな馬とタイヤの関係について紹介していきます。

馬とタイヤ

タイヤ自体は、木製のものが昔からあったが、効率的かつ丈夫に使えるタイヤの登場は1888年のこと。
獣医師であった【ジョン・ボイド・ダンロップ】が、疝痛(腹痛のようなもの)でガスが溜まり膨らんだ馬のお腹を見て「どこまでも転がっていきそうだ」と思ったことから構想を得て【ゴム製タイヤ】を開発するに至ったとされている。
ダンロップがたまたま獣医師であり、たまたま疝痛を発症している馬がいて、たまたまそれがタイヤに活かせることを思いついたことがまさに奇跡である。
ゴム製タイヤは地面と大きな摩擦力を生み、グリップ力があることと、弾力を持つことで変形しあらゆる道で衝撃を吸収することが出来るなど、今まであったタイヤと比べて大きなアドバンテージを有していた。

車などが発達する以前の主な移動手段と言えば馬に乗っての移動や、馬車などが挙げられたが、ゴム製タイヤの普及により、馬を用いた移動手段は一気に衰退していった。

馬のおかげで発明されたゴム製タイヤの出現によって、馬自身の需要が減ってしまったという因果は、なんと奇妙なことでしょうか。

馬に乗って長距離を移動したり、情報伝達を行うことが出来るようになったことで、人類の文明は一気に進歩したとされており、それがまた車の発明と普及により加速した。
いつの時代も、馬が人類の文明を先へ先へ進めてくれているのである。

ちなみに、余談ではありますがタイヤ交換等の際に使うジャッキは別名【馬】とも呼ばれることがあり、この他にも4つ脚の台のようなものは【馬】と呼ばれることが多いので、日常生活に潜む【馬】を見つけてみてください。

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