馬の学名 Equus Caballus

馬知識

馬好きなあなたは馬の学名をご存知ですか?

馬の学名は【Equus Caballus】

厳密には家畜ウマを表す学名であり、他のウマ種はまた細かい学名の分類があります。

馬の始祖

世界で初めて馬の始祖の化石が発見されたのは1838年であるが、この発見が大きな問題として歴史に残っています。

1838年に馬の始祖の化石が発見された当初は、これがイワダヌキの一種だと間違われ、ヒラコテリウムHyracotherium(イワダヌキという意味)と学名が命名されました。

ところが後に、これが馬の始祖の化石だったと判明し、エオヒップスEohippus(始新世のウマという意味)という名が新たに作られましたが、学名は先に付けられたものが正式名称となり、これを変えることはよっぽどのことがない限り出来ないため、正式名称はヒラコテリウムのままとなっています。

このヒラコテリウムが徐々に進化を重ねていき、現代のエクウスとなるまで、約5000万年の時が流れます。

Equus

現存するウマ科の生物は5亜族9種います(ウマ科の一覧はこちら:ウマ科の生物一覧

Equus Caballusは今から約500万年前には出現していて、ここからさらに種を分化していきます。

細かな種の学名は

  • 家畜ウマ(Equus Caballus)
  • モウコノウマ(Equus przewalskii)
  • 家畜ロバ(Equus asinus)
  • アジアノロバ(Equus hemionus)
  • アフリカノロバ(Equus Africanus)
  • キャン(Equus kiang)
  • サバンナシマウマ(Equus quagga)
  • ヤマシマウマ(Equus zebra)
  • グレービーシマウマ(Equus grevyi)

家畜ウマとモウコノウマはノウマ(Equus ferus)が元となっているという説もあり、学名をEquus ferus caballusとする説もあり分類に疑念が残るところがあったり、種の分け方はいまだにはっきりと確定しているわけではないので、文献による違いや今後の研究の進展により変わってくる可能性も多々あります。

現代では絶滅してしまっているウマの一種にフランスからロシアの辺りにかけて生息していたターパン(Equus ferus ferus)や、アフリカ大陸に生息してたクァッガ(Equus quagga quagga)は、体に縞模様を持っていたことで知られており、古代の馬を含めて、古い特徴を持つ馬は縞模様を有していることが多いです。

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