縞のある動物の代表選手【シマウマ】
そんなシマウマですが、その縞模様は
白地に黒なのでしょうか
黒地に白なのでしょうか
シマウマの謎に迫っていきましょう。

シマウマはウマ科の動物の中で現在最も反映している生物で、主にアフリカなどで広く生息しています。
シマウマが縞模様を持っている理由は諸説あり、どれもまだ決め手に欠けるものであるとされています。
縞模様を持つ理由として挙げられているものは
- 群れで密集していると縞模様が同化して群れ全体で一つの大きな生物に見える事から天敵などに威嚇を行う効果がある
- 縞模様が空気の対流を生み、体温を下げたりする効果がある
- アフリカツェツェバエなど病原菌を媒介するハエが上手く体に止まれないようにするため
等が挙げられており、どれも諸説あるものでまだはっきりとした明確な理由は判明していないのですが
現在一番有力とされているのがアフリカツェツェバエを避けるためというものとなっています。
アフリカ睡眠病という危険な病気を媒介しているハエであり、このハエはシマウマの縞模様を上手く認識できず、他の動物と比べてシマウマにだけ止まる回数が有意に少ないことが研究で明らかにされています。
では、素朴な疑問である【シマウマは白地に黒縞なのか、黒地に白縞なのか】問題ですが
結論から言うと、黒地に白縞です!!
シマウマは元々はクロウマだったのです!!
シマウマの毛を全て刈ると濃い灰色の肌をしていてそこから白い毛が生えていることが分かります。
馬とシマウマの違いなども別記事で書いていこうと思いますので、ぜひご一読ください。
ちなみに、シマウマは種類によって縞模様に違いがあり、割と簡単に種類の見分けが付くので紹介いたします。
サバンナシマウマ
大きな特徴はお腹の先まで縞模様がある事。
他の種類のシマウマはお腹は白く、縞模様がないので、お腹まで縞模様があればサバンナシマウマと一瞬で分かります。
ヤマシマウマ
特徴は縞模様が荒く、縞と縞の間隔も広い種類です。
グレービーシマウマ
特徴は非常に細かく、縞模様の間隔も詰まっているような見た目です。
シマウマは大きく分けて上記の三種類しかいないので、この3点だけ覚えておけば、あなたもシマウマ鑑定士となれるかもしれません。
さらに、実は古代の馬や現代の馬でも古い特徴を持つ馬は体に縞模様を持っているものが多く
『縞模様のある馬がシマウマ』なのではなく
『縞模様の無いシマウマが馬』であると言えるでしょう。(筆者談)
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