世界の馬上から① 馬の街〜ニューマーケット〜

世界の馬上から

世界各地に存在する馬の聖地

今回はその中から、このサイトの管理人であるわたしアルフが訪れた、イギリスの小さな街ニューマーケットNew marketについて記していこうと思います。

馬の街ニューマーケット New market

イギリスの窓口ヒースロー空港からロンドンへ出て、まずはケンブリッジへと向かい、ケンブリッジからニューマーケット行きの電車が出ています。

牧歌的な田舎道を通り、ニューマーケット駅で降りると、ホームに既に馬の絵が描かれていました。

駅から出ると出迎えるのはニューマーケットの歴史を記した長い看板。

ニューマーケット駅前の看板の一部
看板の末尾の方には近年の名馬フランケルの記事がありました。

サラブレッドの調教地として発展した歴史と、競馬の歴史が古い順に紹介されていて、海外競馬が好きな人には眉唾ものの展示となっています。

そこからしばらく中心地へ向かって歩くと、すぐにタタソールズというセリ会場が見えてきます。

タタソールズの看板

重厚な門から僅かに見える敷地内を覗くと、ここで世界一のサラブレッドのセリが行われているのかと胸を躍らせる思いが込み上げてきました。

さらに歩を進めると、馬の病院や馬に関する協会の看板が立ち並び、さすが馬の街といった雰囲気を感じながら散策を楽しむことが出来ます。

中心街へ向かう道中に見られる看板

しばらく歩いて街の中心地に出ると、旧ジョッキークラブや馬の蹄鉄屋さん、馬の歯医者、馬の本屋、馬の絵が描かれたゴミ箱、道には蹄鉄を象ったデザインも至る所にあります。

ニューマーケットの街中に見られる馬要素

普段生活していると風景の一部として見落としてしまいがちな街中の物
例えば右図のごみ箱なども、ニューマーケットの中では美しいオブジェの一つとなっている。

いつもは目に入らないような看板やお店の装飾なども、この街ではあらゆるものが馬にちなんだデザインとなっていて、常にうきうきした気分で街中を散策することが出来る。

蹄鉄屋さん
馬の絵が描かれたゴミ箱
何気なく道端に施された蹄鉄のデザイン

街中の馬要素は看板や置物、店だけに留まらない。
街中を歩く住人は乗馬スタイルで出歩いていることも多く、そのファッションを見て楽しむことも出来るし、目を落とせばなんと足元にも馬に関するデザインがあったりするから驚きだ。

少し道を外れれば厩舎が立ち並び、世界的に有名な坂路調教の丘も見られます。

私が宿泊したのは中心地から近い一軒家を改築したホテルで、部屋の窓からは朝の調教に出て行く馬の隊列を眺めることが出来ました。

面白い事に、ニューマーケットの街中には、車道と歩道の他に、『馬道』が用意されていました。

そのため平気で街中に馬を見ることが出来、人々が乗馬を楽しむ様子を伺えます。

私がニューマーケットの街で見たものはこの馬の街と言われる、馬関連の建物や施設の数々と、近年新築された競馬博物館、そしてナショナルスタッド、ニューマーケット競馬場である。

競馬博物館にあるフランケル像

競馬博物館内には馬の運動機能に関する展示やサラブレッドの三大始祖からの血統に関する展示、伝説的騎手フレッド・アーチャーに関する展示など、競馬ファンにはたまらない内容がてんこ盛りです。

館内にはカフェやレストランもあり、私は売店で馬グッズをいくつか買わせていただきました。

ナショナルスタッドでは牧場内の見学ツアーも行っており、渡航客も簡単に予約を行えてガイドをしてもらいながら見学ができるためおススメです。

ニューマーケット競馬場は、私が行ったときには開催期間ではなかったため中に入ることは出来ませんでしたが、世界的に有名なコースをぜひ一度見てみることをおススメします。
ちなみに、開催はなくても外から競馬場を眺めるだけでも感動できます。

ニューマーケットは決して有名な観光地ではなく、観光客が泊まりやすいようなホテルやレストランがあったりするような街ではありませんが、その分イギリス人本来の文化様式や、現地の食を味わえる食堂を楽しむことが出来ます。

馬文化とイギリス本来の文化様式を楽しむ旅へ、皆さんもニューマットへ行ってみませんか?

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