ソダシ〜米誌NYタイムズにも特集された白毛馬〜

白馬 競馬

1896年にアメリカで生まれたホワイトクロスという馬が世界で初めて確認された白毛馬であるが今までの歴史の中で、G1を複数勝つような白毛馬はいなかった。

そんな中2歳時から毎年G1を勝ち、G13勝目を挙げた白毛馬が日本にいる。

NHKで取り上げられ、なんとニューヨークタイムズで特集まで組まれた奇跡の馬となっておりますので、ぜひお見知りおきを。

ソダシ

プロフィール

2018年3月8日生まれのサラブレッド

父はクロフネ 母はブチコ

父のクロフネはアメリカ産のサラブレッドで、アメリカから来た黒船となる馬になるようにという思いを込めた名前であり、芦毛の白い馬体にもかかわらずクロフネという馬名が話題になった。

母のブチコは、祖母のシラユキヒメから受け継いだ白毛の馬体に鹿毛のぶち模様が入った非常に珍しい毛色をしていたことで話題となった。

ソダシという馬名はサンスクリット語で輝きを意味しており、美しい白毛の馬体にぴったりの馬名ではないかと思う。

ソダシの白毛は祖母のシラユキヒメから続くものであり、シラユキヒメはサンデーサイレンス産駒の、本来生まれるはずのない白毛(遺伝的にあり得ない)突然変異による白毛馬として話題を集めていた。

2歳時

ソダシは新馬戦を解消した後に札幌2歳ステークスでレコードタイムを記録して勝利

そのまま4連勝で阪神ジュベナイルフィリーズまで無敗で制覇

なんと白毛馬として始めてJRAのG1を勝利し、そのまま最優秀2歳牝馬となった。

1800mである札幌2歳ステークスでのレコード勝利と、素晴らしいタイムでの阪神JF勝利、しかも無敗での達成という事で非常に注目を集めました。

3歳時

3歳になり、桜花賞へ直行したソダシは、ここでさらに偉大な記録を作ります。

なんと、5戦5勝の無敗のまま桜花賞も制覇

しかも1分31秒1というレコードタイムまで叩き出しました。

もはや世代のトップと言って差し支えない素晴らしい戦績を積み上げており、日本のみならず、世界の白毛馬の中で最も偉大な馬となったと言っても過言ではないかと思います。

結局この後オークスでは初の敗戦を喫しますが、その後古馬との初顔合わせとなった札幌記念を勝利し、実力は間違いなくトップクラスであることを示しました。

その後は秋華賞で惨敗。

そして、陣営がかねてより構想してきたというチャンピオンカップ、ダート戦への参戦が行われた。

父クロフネがダートで無類の強さを誇っていた事からのダート挑戦だったようだが、こちらも結果は惨敗。

3歳時後半は少し精彩を欠いたが、全く悲観するほどの内容ではなく、引き続き次年以降の活躍が期待されていました。

4歳時

4歳の初戦はまたもダート戦となるフェブラリーステークス

結果は3着と好走ではあったが、今までの功績からみるとまだまだ物足りない結果ではあった。

そして、春となりヴィクトリアマイルへの参戦が発表された。

このヴィクトリアマイルで、札幌記念以来の勝利と、G1三勝目の冠を手にすることとなります。

ヴィクトリアマイル勝利時には、日本で活躍する奇跡の白馬としてアメリカのニューヨークタイムズが特集を組み、異例の事態となりました。

勝利したG1は全て芝の1600mであり、まさに芝1600mの巧者と言えるのではないでしょうか。

ここからどれだけ冠の数を増やしていけるかが注目となっています。

グッズ等

ソダシはG1を1勝した段階でぬいぐるみが作成、販売開始されていた。

通常はG1を複数勝利した馬や、日本ダービーなど大レースを勝利した馬のみがぬいぐるみ等のグッズ展開が行われるため、このグッズ展開も異例の事態でしたが、販売開始されたぬいぐるみは即座に売り切れたようです。

今までアイドルホースと言えば曲が出たりしたこともあるが、ソダシにもそのような別のメディア展開があるかもしれない。

日本が誇る奇跡の白馬ソダシ

今後もその活躍に要注目です。

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