馬の毛色の種類

馬知識

一般的に馬を想像する時には茶色い毛色を想像する人が多いだろう。

濃い茶色の馬もいれば、薄い茶色の馬もいる。

真っ白な白馬もいれば、真っ黒な黒馬もいる。

馬の毛色はいったい何種類くらいあるのでしょうか?

まず、大前提として馬の毛色の定義は国によって違う。

例えば、「黒鹿毛」という毛色が日本にはあるが、世界を見てみると鹿毛と黒鹿毛を分けない地域は多い。

日本における馬の毛色

今回は日本の馬の毛色について紹介していこうと思う。

まずは・・・

鹿毛

全身が茶色や茶褐色の毛色で、脚先やタテガミ、距毛(脚先に生えている長い毛)は黒っぽいもの

国によっては黒鹿毛や栗毛と分けられず同じ毛色とされる場合もある。

サラブレッドでは約半数近くが鹿毛である。

栗毛

全身が黄褐色の毛色で、馬によってはかなり鹿毛に近い色になっているものもいるが

鹿毛とは違い全身で濃淡の差がなくほぼ同様の色合いとなっている場合がほとんどである。

サラブレッドでは約25%が栗毛である。

黒鹿毛

全身が暗い赤褐色での毛色で、腋や膁、下腹部などは鹿毛に近く、脚先やタテガミ、距毛は黒い。

鹿毛よりも黒いが、後述の青鹿毛よりは明るい。

色合いによっては鹿毛や青鹿毛との違いがほとんどなく見分けが難しい毛色である。

サラブレッドでは約15%が黒鹿毛である。

青鹿毛

全身が黒いが、目の周りや鼻の部分などに一部だけ茶色が混ざっている毛色

黒鹿毛や、後述の青毛との見分けが難しい毛色である。

サラブレッドでは約3%が青鹿毛である。

青毛

全身が真っ黒な毛色。

極まれに茶色い毛色が混ざる場合もある。

サラブレッドでは1%以下が青毛である。

芦毛

生まれたばかりの時は他の毛色(鹿毛や栗毛、青毛など)を有しており、加齢とともに白くなっていく毛色

芦毛を発現させる遺伝子は、メラニン色素を異常に早く皮膚に沈着させる作用があることから、皮膚は黒っぽく、悪性黒色腫という皮膚病の発症率が他の毛色と比べて高い。

サラブレッドでは約7%が芦毛である。

白毛

生まれた時から真っ白な毛色。

皮膚は葦毛と違いピンク色。

サラブレッドでは非常に珍しく、0.01%程しか存在しない毛色である。

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